2013年4月30日火曜日

高齢社会白書:将来推計人口でみる2060年の日本=8,674万人になると推計

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内閣府 平成24年版 高齢社会白書(全体版)
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/zenbun/index.html

第1章 高齢化の状況
第1節 高齢化の状況
1 高齢化の現状と将来像
(1)高齢化率が23.3%に上昇
(2)将来推計人口でみる50年後の日本
2 地域別にみた高齢化3 高齢化の要因
3 高齢化の要因
4 高齢化の社会保障給付費に対する影響
5 高齢化の国際的動向
(1)今後半世紀で世界の高齢化は急速に進展
(2)我が国は世界のどの国も経験したことのない高齢社会を迎えている

■第1章第1節 (2)将来推計人口でみる50年後の日本
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/zenbun/s1_1_1_02.html


■第1章第1節 (2)我が国は世界のどの国も経験したことのない高齢社会を迎えている
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/zenbun/s1_1_5_02.html

<<略>>


 上の2ツを見てみる。


[Ⅰ]:将来推計人口でみる50年後の日本
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/zenbun/s1_1_1_02.html

 「将来推計人口」とは、全国の将来の出生、死亡及び国際人口移動について仮定を設け、これらに基づいて我が国の将来の人口規模並びに年齢構成等の人口構造の推移について推計したものである。
 以下、平成24(2012)年1月に国立社会保障・人口問題研究所が公表した「日本の将来推計人口」における出生中位・死亡中位推計結果(以下、本節においてはすべてこの仮定に基づく推計結果)を概観する。

ア].9,000万人を割り込む総人口
 我が国の総人口は、今後、長期の人口減少過程に入り、
 平成38(2026)年に人口1億2,000万人を下回った後も減少を続け、
 平成60(2048)年には1億人を割って9,913万人となり、
 平成72(2060)年には8,674万人になると推計されている(図1-1-3)。



図1-1-3 年齢区分別将来人口推計
CSV形式(1KB)のファイルはこちら
イ 2.5人に1人が65歳以上、4人に1人が75歳以上
一方で、高齢者人口は今後、いわゆる「団塊の世代」(昭和22(1947)~24(1949)年に生まれた人)が65歳以上となる平成27(2015)年には3,395万人となり、「団塊の世代」が75歳以上となる37(2025)年には3,657万人に達すると見込まれている。その後も高齢者人口は増加を続け、54(2042)年に3,878万人でピークを迎え、その後は減少に転じると推計されている。

総人口が減少するなかで高齢者が増加することにより高齢化率は上昇を続け、平成25(2013)年には高齢化率が25.1%で4人に1人となり、47(2035)年に33.4%で3人に1人となる。54(2042)年以降は高齢者人口が減少に転じても高齢化率は上昇を続け、72(2060)年には39.9%に達して、国民の約2.5人に1人が65歳以上の高齢者となる社会が到来すると推計されている。総人口に占める75歳以上人口の割合も上昇を続け、いわゆる「団塊ジュニア」(昭和46(1971)~49(1974)年に生まれた人)が75歳以上となった後に、平成72(2060)年には26.9%となり、4人に1人が75歳以上の高齢者となると推計されている。

また、高齢者人口のうち、65~74歳人口は「団塊の世代」が高齢期に入った後に平成28(2016)年の1,761万人でピークを迎える。その後は、43(2031)年まで減少傾向となるが、その後は再び増加に転じ、53(2041)年の1,676万人に至った後、減少に転じると推計されている。

一方、75歳以上人口は増加を続け、平成29(2017)年には65~74歳人口を上回り、その後も増加傾向が続くものと見込まれている(図1-1-4-(1))。

図1-1-4-(1) 高齢化の推移と将来推計

また、前回推計(18(2006)年12月推計)と比較して、高齢化率は低下している(図1-1-4-(2))。

図1-1-4-(2) 高齢化率の前回将来推計との比較

ウ 年少人口、出生数とも現在の半分以下に、生産年齢人口は4,418万人に
出生数は減少を続け、平成72(2060)年には、48万人になると推計されている。この減少により、年少人口(0~14歳)は58(2046)年に1,000万人を割り、72(2060)年には791万人と、現在の半分以下になると推計されている。

出生数の減少は、生産年齢人口(15~64歳)にまで影響を及ぼし、平成25(2013)年に8,000万人を割り、72(2060)年には4,418万人となると推計されている。

一方、高齢人口の増大により死亡数は増加、死亡率(人口1,000人当たりの死者数)は上昇を続け、平成72(2060)年には、17.7になると推計されている(図1-1-5)。
図1-1-5 出生数及び死亡数の将来推計


エ 現役世代1.2人で1人の高齢者を支える社会の到来
65歳以上の高齢人口と20~64歳人口(現役世代)の比率をみてみると、昭和25(1950)年には1人の高齢人口に対して10.0人の現役世代がいたのに対して、平成22(2010)年には高齢者1人に対して現役世代2.6人になっている。今後、高齢化率は上昇を続け、現役世代の割合は低下し、72(2060)年には、1人の高齢人口に対して1.2人の現役世代という比率になる。仮に20~69歳を支え手とし、70歳以上を高齢人口として計算してみても、70歳以上の高齢人口1人に対して20~69歳人口1.4人という比率となる(図1-1-6)。

図1-1-6 高齢世代人口の比率

オ 男性84.19歳、女性90.93歳まで生きられる
平均寿命は、平成22(2010)年現在、男性79.64年、女性86.39年であるが、今後、男女とも引き続き延びて、72(2060)年には、男性84.19年、女性90.93年となり、女性の平均寿命は90年を超えると見込まれている(図1-1-7)。

図1-1-7 平均寿命の推移と将来推計

また、65歳時の平均余命は、昭和30(1955)年には男性が11.82年、女性が14.13年であったものが、平成22(2010)年には男性が18.86年、女性が23.89年となっており、男性、女性とも高齢期が長くなっている。65歳時の平均余命について今後の推移をみていくと、72(2060)年には男性22.33年、女性27.72年となり、高齢期はさらに長くなっていく。


 図から見てゆくと
 2010年:1億2800万人
 2020年:1億2400万人
 2030年:1億1660万人
 2040年:1億0730万人
 2050年:9,700万人
 2060年:8,670万人
となる。
 2010年から2020年の10年間には年間で「40万人」減少する。
 これは高松市、岐阜、枚方、宮崎、柏市に相当する。
 ところが、2030年から2040年の10年間では年間で「93万人」の減少になる。
 つまり2010年間の減少の2.3倍以上のスピードで減少が進む。
 東京都区部最高の人口は世田谷区が「88万人」でこれをはるかにしのぐ数値になる。
 つまり、1年間で世田谷区の人口がズポッツ、、ズッポツと消えていくことになる。
 都市なら千葉市が「96万人」でこれにに近くなる。
 同じく2050年から2060年の10年間では年間で「約100万人」の減少となる。
 北九州市の人口が「98万人」、仙台市が「105万人」である。

ちなみに、日本の終戦後の人口と比較してみる。
 昭和20年:7,200万人
 昭和25年:8,300万人
 昭和30年:8,900万人
 昭和35年:9,300万人
 昭和40年:9,800万人
 昭和42年:1億0000万人
である。
昭和20年から25年のドサクサ時期で年間「200万人」以上が増えている。
 これは、ベビーブームにあたり、Wikipediaによれば
 『日本では1947(S22)年から1949(S24)年にベビーブームが起きた。
 この3年間は年間の出生数が250万人を超えており、合計すると約800万人程度の出生数となる。』
とある。

 また、2060年の人口は「8,670万人」と推計されているが、
これは昭和28年(1953)の「8,698万人」に相当する
 単純に言うと、半世紀でピークを迎え、半世紀で下降していることになる。
 
 おそらく、ここが底だろう。
 これから人口動態は上昇に転じていくと思われる。
 よって、8500万人から9000万人の中で日本は静止人口を迎えるんおではないだろうか。
 なを勝手な憶測でそのまま下降カーブが続くような発想で日本民族が絶滅するなどいうことが巷で言われているが、そういうことは絶対にない。
 生物の個体数は生態系維持に依存しており、減ったものは増え、増えすぎたものは減るという体系の中で動いている。
 生物個体が減過ぎたと感じたときは、生存の法則で、生殖遺伝子が増大し、生殖が激しくなり、もとに戻そうとする。
 社会法則でどうこう言うレベルのものではなく、遺伝子法則の問題である。
 


[Ⅱ]:我が国は世界のどの国も経験したことのない高齢社会を迎えている
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/zenbun/s1_1_5_02.html

 先進諸国の高齢化率を比較してみると、我が国は1980年代までは下位、90年代にはほぼ中位であったが、平成17(2005)年には最も高い水準となり、世界のどの国もこれまで経験したことのない高齢社会を迎えている。

 また、高齢化の速度について、高齢化率が7%を超えてからその倍の14%に達するまでの所要年数(倍化年数)によって比較すると、
 フランスが115年、
 スウェーデンが85年、
 比較的短いドイツが40年、
 イギリスが47年
であるのに対し、我が国は、昭和45(1970)年に7%を超えると、
その「24年」後の平成6(1994)年には14%に達している。
 このように、我が国の高齢化は、世界に例をみない速度で進行している。

 アジア諸国についてみると、今後、急速に高齢化が進み、
 特に韓国においては、我が国を上回るスピードで高齢化が進行し、平成17年(2005)に9.3%であったものが72(2060)年には33.6%にまで達すると見込まれている。

 地域別に高齢化率の今後の推移をみると、これまで高齢化が進行してきた先進地域はもとより、開発途上地域においても、高齢化が急速に進展すると見込まれている(図1-1-13)。





【参照】
日本の総人口と老年人口
http://shouwashi.com/transition-overallpopulation.html

総人口及び人口増加率(1872~2003年)
http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w-2004/html-h/html/g1110040.html





【ファジイ集合体国家】



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2013年3月22日金曜日

日本は静かに資源大国への道を歩んでいる









レコードチャイナ 配信日時:2013年3月22日 15時34分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70566&type=0

日本は静かに資源大国への道を歩んでいる―華字紙

 2013年3月21日、華字紙・日本新華僑報は、日本は海洋資源開発に力を入れ、静かに資源大国への道を歩んでいると指摘した。以下はその概要。

 国土面積37万平方キロメートル・世界61位の日本は自然資源が不足しているが、その領海と排他的経済水域の海洋面積は世界でも上位の広さを有する。
 多くの専門家は「無限の可能性を秘めた人類の新境地」である海洋資源の開発に力を入れ、日本は資源大国となる夢を実現すべきだと主張している。

 経済産業省は最近、
 「海底の地下にある『メタンハイドレート』からガスを取り出すことに成功した」
と発表。
 2016年から2018年までに、メタンハイドレートの実用化を目指す計画だ。
 日本列島周辺海域の海底には日本で100年分の消費量に相当する「燃える氷」ガスが眠っているという。
 もし本当に実用化レベルに達すれば、日本だけでなく世界にとっての「メタンハイドレート」革命になるだろう。

 メタンハイドレートは石油のように集中して分布していない。
 このため今回の日本の成功は国際社会の注目を集めた。
 米国は2年前に、日本と
 「エネルギー資源同盟を結び、メタンハイドレートを『未来のエネルギー』から『現実のエネルギー』とすべきだ」
と主張した。
 安倍首相は先の訪米で、「シェールガス革命」が起きている米国に対して、日本への天然ガス輸出を求めた。
 「メタンハイドレート革命」の日本と「シェールガス革命」の米国。
 この両国の「エネルギー資源同盟」は実現の可能性が高い。
 もしそうなれば、日米両国のエネルギー安全に活力が注入され、世界エネルギー構造全体に影響を及ぼすことになる。

 専門機関の予測によると、日本近海の海上風力発電の潜在的な発電量は16億kWに達するという。
 そこで日本は2018年までに、深海環境に適応した洋上型風力発電(着床型)風力発電の正式導入を目指す。
 また、洋上風力発電のコストは2020年までに12-17円/kWまで引き下げられる見通しだ。
 3万キロ以上の海岸線を持つ日本は、洋上風力発電を重要な電力源とする可能性がある。
 また、波力発電と洋上発電を組み合わせ、海底チェーンや関連設備を共有する可能性も注目されている。
 海洋温度差発電は発電と同時に薬品や飲用水などの生産も可能だ。

 日本が海洋資源の生産大国になるのは不可能なことではない。
 しかし、実現のためには日本が平和・発展・協力の時代の流れに乗り、隣国を敵対視する現在の外交政策を改め、周辺諸国と共存共栄の関係を築き、海洋の平和と安定、環境の安全を共同で守らなければならない。
 日本が平和の道を歩み、科学技術を用い、環境保護を前提として海洋資源大国への道を進むことを希望している。





【ファジイ集合体国家】



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2013年1月25日金曜日

アルジェリア人質事件を通して見る日本の軍事力

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サーチナニュース  2013/01/25(金) 10:18
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0125&f=national_0125_006.shtml

【仏国ブログ】アルジェリア人質事件を通して見る日本の軍事力

  フランス人男性が、アルジェリアでの一連の人質事件を受け、自身のブログ「L'Heretique」で、日本の防衛に関してつづった。

  筆者は、今回人質がとられた国の中で、日本人が最も多く殺された事実はとても残念なことだと述べた。
 それとともに、その背景について自身の考えを述べた。

  筆者は、日本は植民地として古くからアフリカとの関係が深かったフランスなどのヨーローッパ諸国などと比べると、アフリカとの関係は薄いと語る。
 それなのに今回最も人質が多く殺されてしまった背景には、日本には攻められる体勢の軍隊がいなかったため、聖戦をかかげるテロリストにとって脅かしとなる存在ではなく、交換条件として人質を引き止めておく必要がなかったからではないかと指摘した。

  さらに筆者は、この背景として日本は第二次世界大戦後のトラウマによって、軍事力を放棄をしたと述べた。
 当初は連合軍による強制であったが、最終的には日本自らが軍事力を放棄したと説明。

  日本がその気になれば、核兵器も軍隊もすぐに整備できるだろうが、中国や韓国の記憶に新しい日本による侵略が、アジア諸国にとって脅威となるのだろうとの見方を示した。

  また日本は何年にもわたってアメリカに防衛を委ねており、今回のように海外で緊迫した立場に立たされた時においても、外交的に自らを守る術がないのではないかと述べる。
 60年以上にもわたって軍事力を放棄をしてきた日本ではあるが、このまま軍事力を放棄し続ければ、また同じような局面になったとしても泣くことしかできないつらい状態になるのではないかと指摘した。

  何の罪もないのに最も多くの犠牲者が出てしまったことは、つらい事実である。
 筆者が指摘する直接的な軍事力でなくとも、今後同じような状況が訪れた時のための対策は、十分にとらねばならないだろう。
 筆者の意見は、こういった局面においては自国の身は自国で守る、力には力で制するという意識が強い西欧社会における見方の一つといえそうだ。




【ファジイ集合体国家】



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2013年1月24日木曜日

武田鉄矢がラジオで「魂揺れた」発言:「日本人は変わったと思う」




●武田鉄矢。教科書で教わらなかった韓国中国の歴史①


 このサイトのタイトルは「あいまいから毅然へとかわりつつある日本」である。

 なぜこういうタイトルをつけたかというと、

『日本が毅然とした行動にでられるようになった2つの理由』 
ですでに述べている。
 日本は変わった、そういう印象をこれを書いたとき持った。
 それが衝動となって筆が進んだんだと思う。

 ほぼまったくその時期にそう感じた人が他にもいた。
 武田鉄矢である。
 ちなみにいうとあの「金八先生」というのは大嫌いである。
 ああいう、エセヒューマニズムの番組は肌に合わない。
 といっても武田鉄矢その人が嫌いなわけではない。
どちらかというと好きな方である。
 その武田クンが、ちなみに私のほうが数歳年上であるのだが、
 私が感じたと同じ時期に同じことを思ったというのが何か非常に衝撃的であった
 ということは、他にも多くの人が、あの時期に
 「日本人が変わった」
と感じたのではなかろうか。
 武田クンは著名人としてその発言が重みをもって広まっていく力をもっている。
 武田クンと同じく、あの時期そう思ったひとが、まだまだ多くいるのではないだろうか。
 そんな気がするのである。
 「日本が、あるいは日本人が変わった」と。
 ということは、
 あの時期とは実に日本人に劇的な歴史時だった
ということである。


J-CASTニュース 2013/1/18 19:28
http://www.j-cast.com/2013/01/18161909.html?p=1

「中韓にいくらおわびしても同じ」「謝っても日本許す気ない」  
武田鉄矢がラジオで「魂揺れた」発言

   歌手・俳優の武田鉄矢さん(63)のラジオ番組での発言が、インターネット上で話題になっている。

   主に韓国の文化や歴史、そして日本の外交的な対応について批判的な発言をしたもので、番組内容をアップしたYouTube動画は計6万5000回を超える再生数となっている。
 いったいどんな発言だったのか。

■「日本人は変わったと思う」

   話題となっているのは、文化放送で平日6時から放送されているラジオ番組「吉田照美 ソコダイジナトコ」内の10分間のコーナー「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」だ。

   2012年12月24日からの1週間、武田さんは台湾人評論家の黄文雄氏の著書「日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか」をテーマにトークを繰り広げた。
 黄氏は中国と韓国に批判的な立場で知られる。

   1日目、武田さんは12年の中国の反日暴動や竹島問題で
 「日本人として魂が揺れた」
 「日本人は変わったと思う」
と話し、
 「我々は戦後、戦争のおわびを延々としなければって教育も受けた。
 それが、中韓に対していくらおわびしても同じじゃないか?(という考えに変わった)」
 「中国と韓国は日本を許す気はない。
 被害を受けた国は200年忘れないという。
 経済援助や橋を作るなどしたって、許してもらえるわけがない」
との考えを明かした。

   2日目からは、
 「朝鮮半島は何かあるたびに、恨み、憎しみを忘れないために記念碑を建てる」
 「韓国は弱者を徹底的にいじめる。
 弱みを攻めるのが外交の手段」
 「勝つためには何でもやる」
など、黄氏の韓国に関する批判的な記述を引用した。
 また、FIFAが記録している過去100年のワールドカップにおける10大誤審のうち4つを02年の韓国戦が占めていることについて
 「すごいですよね。
 偉い!
 何が偉いのかわからないけど」
と皮肉っぽく語った。

   ほかにも、日韓併合を推進していた韓国の政治家の子孫が、04年になって親日罪で財産没収の刑を受けた、韓国は日本を許してしまうと韓国ではなくなってしまう、といった黄氏の韓国に対する見方を紹介した上で
 「韓国の恨(はん)の思想がすごいですねぇ」
と感想を述べていた。

   「恨の思想」とは、世界大百科事典によると、

    「朝鮮語で、発散できず、内にこもってしこりをなす情緒の状態をさす語。
 怨恨、痛恨、侮恨などの意味も含まれるが、日常的な言葉としては悲哀とも重なる。
 挫折した感受性、社会的抑圧により閉ざされ沈殿した情緒の状態がつづくかぎり、恨は持続する。
 長い受難の歴史を通じてつねに貧しく、抑圧されて生きてきた民衆の胸の底にこもる恨は、おのずから彼らの行動を左右する要因としてはたらき、抵抗意識を生みだすようになる。
 韓国では植民地時代から解放後の〈外勢〉と〈独裁〉のもとで、恨は民族の〈恨〉として強く意識化されてきた」

と定義されている。

■「今頃気づいたの?」
 「基本的認識が違う」指摘も

   武田さんは1949年生まれのいわゆる「団塊の世代」で、日本の侵略を一方的に糾弾する、いわゆる「民主的教育」を受けてきた。
 そんな武田さんが、本の引用という形ながら韓国の問題点を指摘したことで、インターネット上では
 「団塊の世代が反日思想から目覚めた」
などと話題になっている。

   福岡県出身の武田さんは事あるごとに郷土愛を強調していたり、幕末に国のために奔走したとされる坂本龍馬を敬愛していたりと、もともと愛国精神は強かったのでは、という見方もある。

   YouTubeにアップロードされた番組の音声は、13年1月18日時点でいずれも1万回超、初日の放送は2万3000を超える再生数を誇る。

   コメント欄には、
 「武田鉄矢はよく分かってるね。安心したよ」
 「戦後教育の悪癖にどっぷり浸かって染まってた筈の方が、これまでの認識に疑問を感じ御自分で調べて勉強しなおそうと言う姿勢には敬服します」
 「武田鉄矢がこういう事を発言するというのは本当に意味のある事。今後の武田鉄矢に期待したい」
など、この問題をメディアで話題にした武田さんを賞賛する意見が並ぶ。

   一方、
 「今頃こんな事気づいてんの武田鉄矢、20年遅いよ。
 それと日本は何も中韓に悪いことなんかしてないからね」
 「そもそも日本は感謝されこそすれ、恨みを買うことなど一切していないのだから。
 恨みを『捏造』するんだよ。
 反日教育によってな」
 「武田さんは大好きですが、基本的認識が間違っているのです。
 この200年は許さないじゃなく2億年許さない、それも日本人が日本人である限り友好とか友愛はないのです。
 永遠に」
など、武田さんの認識はまだ甘いとする声も書き込まれている。

2012年12月28日金曜日

まじめほど怖ろしいものはない:等身大の日本

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●27日、中国人留学生の孫さんにとって最も深く印象に残ったものは、日本人が日常生活で見せる非常に細やかな気遣いだった。写真は歩行者優先路線。



レコードチャイナ 配信日時:2012年12月28日 5時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=67898&type=0

 「恐るべき」まじめさ、中国人留学生が語る等身大の日本
―中国メディア

 2012年12月27日、日本と聞いて思い浮かべるのはにぎやかな大阪や歴史ロマンあふれる奈良、文化の香りが漂う京都、満開の桜や点在する山間の温泉などだろう。
 しかし中国人留学生の孫さんにとって最も深く印象に残ったものは、日本人が日常生活で見せる非常に細やかな気遣いだった。
 中国紙・瀋陽晩報が伝えた。

 孫さんは中国で日本の大学から送られてきた合格通知書を受け取り、その宅急便を開けて見た際、しばし呆然とした。
 こんなに重くしっかりした宅急便の封筒に入っていたのはたった一枚の薄い紙だったのだ。
 通知書が折れ曲がったりしないように、大学側は2枚の硬いボール紙を使って、非常に薄い紙の通知書を挟みこんでいた。
 もしかすると中国人はこの行為をまぬけだと感じるかもしれない。
 2枚のボール紙のために、輸送料が高くなるほか、包装にも手間がかかる。
 しかし何事も完璧を求めるのが日本人なのだ。

 孫さんは学生向けの無料コピーサービス「タダコピ」といった工夫からも日本人の節約を重んじる態度が見て取れるという。
 「タダコピ」とは、コピー用紙の裏面を広告掲載スペースとすることで、コピーサービスを利用する際にユーザーが負担する費用をなくしたサービス。裏面には、主にエンタメ関連情報やアルバイト情報、若者向け商品情報、就職関連情報が掲載されている。
 もちろん両面とも白い通常の紙を使うこともできるが、その場合は費用を払う必要がある。

 日本の電車や地下鉄は非常に発達しているが、公共バスも利用者の視点に立った設計がなされている。
 孫さんによると、電車や地下鉄といった主要な交通機関は人の流れが速く、駅にいくつも階段があるため、お年寄りは通常バスを利用する。
 バスは必ず乗客がすべて座ってから発車し、乗客もバスが停車するまで立ち上がってはいけない。
 降りる際は事前にボタンを押す。誰もボタンを押さず、バス停にも人が待っていない場合は、バスは止まらず通り過ぎるので効率的。
 運賃を支払う際は、小銭がない場合は設置されている自動両替機でお札を細かくする。
 「バス代はだいたい200円ぐらい。
 以前、クラスメートが1万円しか持っておらず、両替機で長い時間かかって両替したことがあったが、乗客たちは皆我慢強く、誰一人怒る人も文句を言う人もいなかった」
と孫さん。

 ある日、孫さんが寮の蛍光灯の交換を管理人室にお願いすると、作業員がすぐにやってきた。
 切れていない残りの蛍光管を確認すると、作業員は
 「持ってきた蛍光管の色と明るさが少し違うから、新しいものを持ってくる」
と孫さんに告げたという。
 明るさが違うといっても、じっくり見比べないと気付かない程度だったが、作業員は結局4、5往復して切れた蛍光管を交換。
 それだけでなく、ほかの蛍光管もすべて同じ色合いのものに換え、ようやく満足したように帰っていった。
 このような行き届いたサービスを行う作業員を目の当たりにした孫さんは
 「まじめほど恐ろしいものはない」
という言葉の意味を再認識したという。
(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/TF)

2012年12月21日金曜日

穏やかな気質で知られる日本人社会:「悪口まつり」でストレス発散?!

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●21日、日本語には系統だった「敬語」や「ていねい語」があるため、「浄化された優雅な言語」と考えている人も少なくない。写真は2011年8月、天津市で開かれた日本語教育関連イベントで特設された茶室。



レコードチャイナ 配信日時:2012年12月21日 11時53分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=67689&type=0

穏やかな気質で知られる日本人社会、
「悪口まつり」でストレス発散?!―中国メディア

 2012年12月21日、日本語には系統だった「敬語」や「ていねい語」があるため、「浄化された優雅な言語」と考えている人も少なくない。
 また、日本語は他人を罵る単語が少なく、日本人は罵るにしても普通「穏やかに」罵る。
 日本語には他人を侮辱するための単語が20~30個しかなく、「メンツ」を理由に使用されることがほとんどないため、時間の経過と共に「死語」になっていくとする研究もある。
 一方、西洋のある学者は、
 「実際には、日本語の中には、日本の文化環境の中で、外国人の想像をはるかに超えた『殺傷能力』を持つ単語もある」
と指摘する。
 現実の生活の中で、日本人は穏やかで上品であることで知られるが、特定の場面、例えば、悪口を言い合う「悪態まつり」などでは、日頃のストレスを思いっきり発散する。環球時報が伝えた。

世界「公認」の悪口「バカ」

 世界で最もよく知られる日本の悪口の1つは「バカ」だろう。
 「頭が弱い」や「間抜け」、「ろくでなし」と言う意味で使われる。
 関西では「バカ」の代わりに、「アホ」がよく使われる。
 語源に関しては、さまざまな説がある。
 例えばサンスクリット語で「痴、愚か」を意味するmohaの音写である「莫迦」の読みが語源とする説や、中国の歴史書「史記」の「鹿を指して馬という」の故事を語源とする説などがある。
 一方、過去において「バカ野郎」とほかの人を罵る日本人も多かったが、この言葉はすでに「時代遅れ」と見なされている。また、現在「バカ」や「アホ」は使われる場によって意味が変化し、多くの場合、親しい友人を軽く揶揄(やゆ)したり、からかったりする際に用いられるが、仕事などの正式なシーンでは、やはり侮辱する言葉と捉えられてしまう。
 日本では現在、広い意味合いがあり、さまざまなシーンで使える「変態」や「非常識」、「理解不能」などの言葉を使って、相手の知能の低さを非難し、不快な気持ちを表す傾向がある。

 日本人が用いる悪口の別の語源は文字通り不潔で醜いものだ。
 うちよく用いられるのは「ゴミ」、「くそ」、「かす」などだ。
 うち「くそ」は、「くそ野郎」、「下手くそ」などほかの言葉と組み合わせて使われることも多い。
 また、小泉純一郎元首相は反対派から「変人」と呼ばれ、「右翼政治家」と言われている日本維新の会の石原慎太郎氏は「暴走老人」と呼ばれている。
 さらに「外見」を重視する日本人は人の容姿を侮辱することも多く、女性にとっては「大根足」や「ぺちゃぱい」などの言葉はダメージが大きい。

「虫」や「魚」も軽蔑する言葉に

 日本語において、使用率、侮辱度ともに高い言葉に「けだもの」や「虫」という言葉がある。
 例えば「泣き虫」や「弱虫」などがある。
 また「雑魚」や「タコ」など、日本人が好きな魚類も軽蔑する言葉に用いられることがある。

 悪口に性的な意味の言葉が含まれる国も多いが、日本人は性的な問題に開放的な態度を示しており、あまり気にすることもない。
 長期にわたり日本で生活していた米国のある評論家は、
 「日本人にとって、性と道徳は無関係。
 そのため、性は日本語においてタブーではない」
と解説している。
 しかし、伝統的な思考を持つ日本人にとって、乱れた性生活は依然として深刻な問題だ。

 日本人にとっては、性的な意味合いを持つ悪口より、「殺す」や「踏みつぶす」、「しめる」など「死」と関係する言葉の方が語気が強く、直接的だ。
 スポーツの試合などを観戦する熱狂的なファンがよく使っている。

緒悪口を言い合う「悪態まつり」

 日本人が悪口を言うことを避けるのは、教育や教養の問題というよりは、紀律や等級観念に自分の感情を押さえ込まれているだけだと考える人もいる。
 例えば過去において、鎌倉幕府(1185~1333)が定めた武家法・「御成敗式目」には、「悪口咎事」という条文があった。
 また、第二次世界大戦に敗戦した後、社会の安定を目指す日本政府は侮辱行為を戒めるため「侮辱罪」を制定している。
 そして現在も「常識を覆した1人」となり、社会から「無声の懲罰」を受けることを恐れる日本人は、社会交流のシーンで汚い言葉を発することはほとんどない。
 ある日本社会学者は、
 「不快で、ストレスに満ちた状態でも、『言葉』を使ってそれを解消しようとする日本人は少なく、
 通常は黙り込んでにらみ付けた状態から、急に怒りを爆発させ、極端な行動に出る」
と分析している。

 一方、伝統的な日本の宗教儀式の中には、ストレスを言葉で発散するためのものもあり、集まった群衆がお互いに悪口を言い合うものまである。
 例えば、日本三大奇祭の1つ「悪態まつり」がそれにあたり、島根県や栃木県、茨城県、長野県などで、今でも行われている。
 悪口の言い合いに勝てばその年の幸運を得るとされるため、年頭に開催されることが多い。
(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/内山)






【ファジイ集合体国家】



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「折りたたみケータイは永遠です」:スマホの時代なのに

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●20日、世の中の携帯電話事情はスマートフォンが席巻する時代になった。
 しかし、このほど“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトで、「日本の折りたたみ式ケータイが好きだ」という声が思いのほか多く寄せられた。
 写真は中国国内。日本企業の携帯電話の街頭広告。



レコードチャイナ 配信日時:2012年12月21日 6時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=67668&type=0

このスマホ時代に…日本の折りたたみ式ケータイが愛されている驚き―中国版ツイッター

 2012年12月20日、世の中の携帯電話事情はすっかりスマートフォンが席巻する時代になった。
 いわゆる
 “ガラパゴス携帯”と呼ばれる従来式の携帯電話
すっかりなりをひそめてしまっており、もはや風前のともしびのように見える。

 しかし、このほど“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトで、
 「いわゆる日本風のケータイ、みんなは好きかな?」
という問いかけが行われると、意外なことに「あの折り畳み式のケータイが好きだ」というコメントが多数寄せられ、日本デザインの愛好者が思いのほかいることに気づかされた。
 この呼びかけは、最新の日本カルチャーを紹介している某雑誌の公式アカウントが行ったもので、中国国内の“日本ダイスキ”な人々がフォロワーになっていると考えられる。
以下、寄せられた主な意見。

●.「折りたたみ式が好きだ」
●.「折りたたみ式は傑作」
●.「折りたたみ式は永遠に最愛のプロダクト」

●.「日本製品のコアなファンです。
 折りたたみ式、ほとんどなくなっちゃったよね…」
●.「ずっと前から折りたたみ式が好き。
 ていうか、今もがんばって使い続けてるから!」

●.「日本風のケータイと言えば、あの細長い折りたたみ式のものだよね。
 買ったことあるよ。
 今はディスプレイの大きなタッチパネル式が普及して、以前ほど好きだとは思わなくなったけど」
●.「昔の折りたたみ式も今のタッチパネル式も、どっちもずっと好き。
 機能性と外観のよさで両立しているし、防水機能なんかも強いよ」
●.「SHARPはスゴイんだぜ」
●.「日本風のケータイは実用性に優れているとは言えないけれど、生活感があっていいな」

●.「残念ながら中国国内で販売された折りたたみ式は機能面でダメだったから、あきらめるしかなかったんだ」
●.「中国国内で販売された折りたたみ式、見た目だけは同じだったけど、機能が全然違ったよ~。
 すごくカッコイイと思ったけどな」

●.「日本人の女の子が折りたたみ式のケータイを使ってる様子ってすごいカワイイと思ってた」

●.「今は主流ではなくなってしまった日本のケータイ。
 今はサムスンやHTCのOEMに見えちゃう。
 日本の電化製品は没落かな…」




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